萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち 前橋文学館

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2017年02月15日 『月に吠える』刊行100年、今日が発行日

 本年は、萩原朔太郎の第一詩集『月に吠える』が刊行されて100年にあたる、記念すべき年です。奥付によると、ちょうど100年前の今日、1917(大正6)年2月15日が『月に吠える』の発行日にあたります。

 朔太郎は、前年の12月から鎌倉に滞在して、詩集の編集作業にあたっていました。2月13日には、鎌倉から前橋市内の書店・煥乎堂(かんこどう)の高橋元吉にあてて葉書を送りました。

  小生の詩集もいよいよ明後日には発行になります、

  (中略)

  あの飾窓の中へ小生の詩集が並べられることを以前から夢想して居ました、包紙は可也美しいものですから飾窓をきたなくするやうなことはないと思ひます、成るべくは店の諸君の手でなく兄の手によつて窓へ並べられることを望んで居ます、美しき夜の硝子窓に飾られることは私の栄華の夢想を濃くします、

 元吉は詩人でもあり、朔太郎と哲学や宗教、芸術について熱く語り合い、手紙をやりとりする仲でした。煥乎堂は、当時から前橋の中心街にあった老舗の書店です。その店の飾窓(かざりまど)=ショーウィンドーに自分の詩集が飾られることを、以前から夢見ていたというのです。そして、元吉自身の手でそこに飾ってほしいとお願いしています。

  初めての詩集刊行を前に、浮き立つ朔太郎の気持ちがよく伝わってきます。

 前橋文学館では、本日より『月に吠える』の詩作品の人気投票を開始します。ぜひ投票してみてください。

 

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