萩原朔太郎記念館・書斎の壁紙を再現!

2021年04月05日

広瀬川をはさんで前橋文学館の向かいにたたずむ萩原朔太郎記念館。
ここには、朔太郎の生家の蔵や離れ座敷とともに、朔太郎が当時実際に著作活動や楽器演奏などに励んだ書斎が移築復元されています。
実家の味噌蔵を改築した書斎の室内には、朔太郎がデザインした机やいす、本棚のレプリカが設置されています。
そして今回新たに、書斎内部に残されていた壁紙の断片を基に、室内全体に壁紙の模様を再現しました。
緑と青を基調としたさわやかで優しい色合いの模様は、朔太郎の美意識の高さを窺わせます。
この書斎の改築が完了したのは1914(大正3)年1月27日。朔太郎は29歳でした。
彼が記した日記には、書斎の完成を心待ちにしているという記述が複数見られ、思い入れの強さが伝わってきます。

朔太郎の思いの詰まった書斎空間をぜひ、一度ご覧ください。

  

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