【ロマンティックな飛翔-酒と詩人と人生と-前橋文学館収蔵資料展】ごあいさつ

2025年03月01日

 酒は人を溺れさせるものではない。人を呼び覚ますものだ。翌朝になれば誰でも分かる。

 神事に酒が登場することでわかる。正月に、結婚式に、棟上げに、あらゆる場面に祝い言葉と寄り添うことで分かる。

 嬉しい時のふるまい酒は、ふるまい言葉を伴うのだ。混じりけのない、新鮮な美味しい新酒の詰まった樽には、新鮮な言葉もまた詰まっているのだ。それが、皆んなにふるまうということだ。

 表現にとって酒は親子でも兄弟でもないだろう。恋人、悪友、親友に近いかもしれない。今回の展示は、表現と酒という関係がどのような付き合いであったのかを探る試みだ。

 酔うように楽しんでいただければ幸いです。

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