紫陽花の季節がやってきました

2018年06月20日

 前橋も本格的な梅雨を迎え、晴れ間の少ない日々が続く中、広瀬川周辺の紫陽花が鮮やかに咲き誇っています。

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 白色系以外の紫陽花が土の酸度に依存した花色を見せることは有名ですが、その変化の仕方は、土の酸性が増すほど青くなり、アルカリ性が増すほど赤みが出るのだそうです。リトマス試験紙の反応とは逆になるんですね。ブログの中の人は紫陽花を育てるようになってから初めて知りました。

 紫陽花と言えば、花言葉の一つに「移り気」があります。その由来は、たとえ同じ場所でも土壌の状態によって咲く花の色が変わるからとも、咲いた後に花の色がうつろうから、とも言われています。

 朔太郎も「こころ」の詩の中で「こころはあぢさゐの花…」と表現しています。捉えどころなく、色とりどりに変化する心の有りようを紫陽花に重ねているのかもしれませんね。

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 写真は、現在開催中の企画展「春は文学館で きゅん。」の一角です。15人の詩人たちがうたった様々な「こころ」の模様を取り上げた本展は、好評につき、会期を7月16日(月)まで延長して開催することになりました。また7月5日(木)から8日(日)までは前橋七夕まつりに併せ、観覧料が無料となります。皆様のお越しをお待ちしております!

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