前橋文学館の読書コーナー

2017年09月25日

 9月も終わりに差し掛かり、過ごしやすい日が増えて参りました。前橋文学館周辺の日差しはまだまだ暖かいものの、秋の風に変わりつつあります。
 さて、文学館としましては、秋といえばやはり「読書の秋」でしょうか。そこで今回は、文学館内の読書コーナーを改めてご紹介いたします。

 

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 「本が読める文学館にしたい」という萩原朔美館長の提案から、6月下旬より、文学館1階の一角に本棚が設けられるようになりました。ここにある『精選 名著復刻全集近代文学館』シリーズは、前橋文学館初代館長の故・加藤鶴男氏の蔵書を、生前に御寄贈いただいたものです。様々な文学者たちの貴重な本を出版当時と同じかたちでぜひお手に取ってご覧ください。

 

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  4階には資料閲覧室があり、萩原朔太郎を筆頭に前橋出身の文学者、そして歴代萩原朔太郎賞受賞者関連の資料が数多く揃っています。当館の蔵書については「閲覧室」のページにて詳しく検索して頂くことができます。資料閲覧室のご利用には手続きが必要になりますが、調べ物の際などに是非ご活用ください。

 

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  そのほかにも1階エントランスでは現在企画展が開催中の『月に吠えらんねえ』コミックス全巻を、2階の「詩集『月に吠える』100年記念展」の片隅では朔太郎の詩集をお読みいただけるスペースがございます。
 読書の秋には、前橋文学館でマンドリンの音色を遠くに聞きながら、ぜいたくな時間に浸ってみてはいかがでしょうか。

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